Oktaでの認証設定(SAML2)

(2024.04.16追加)
IDプロバイダー「Okta」に、SAMLアプリケーションとして「CYPOCHI AIR」を登録する手順を説明します。

準備

  1.  当社から送付させて頂きました「CYPOCHI AIR 外部認証(Okta SAML2.0)のご利用にあたって」のWord文書(以下、文書「Okta ご利用にあたって」と略します)。
  2.  
  3.  貴学 Okta 開発者アカウント

注意事項

  1. 当マニュアル内のスクリーンショットは Okta  側の仕様変更により、変更されている場合がございます。
  2.  
  3. Okta Dashboad の詳細については、Okta の公式ドキュメント等をご参照ください。

1.SAMLアプリケーションを追加する

アプリケーション「CYPOCHI AIR」を登録するための「app integration」を作成します。

1.Okta 開発者アカウントでサインインし、 Okta Dashboard にアクセスします。

okta_01_Dashboard


2.左側メニュー「Applications」下の「Applicatons」をクリックし、ページ「Applications」に移動します。

okta_02_左側メニュ


3.ボタン「Create App Integration」をクリックして、ダイアログ「Create a new app integration」を開きます。

4.「SAML2.0」を選択して、ボタン「Next」をクリックし、ウィザード「Create SAML Integration」を開始します。

okta_03_CreateNewApp

1.1 ステップ1.一般設定

アプリ名とロゴを登録します。 


okta_04_CreateSAML

 
1.下記を入力します。                   
App name  「CYPOCHI AIR」と入力してください。 もしくは文書「Okta ご利用にあたって」に記載された(ア)アプリ名をコピーして貼り付けてください。
App logo 1)次のロゴ画像を右クリックして「名前を付けて保存」してください。
2)App logo 枠のアイコン「Upload new」をクリックし、開かれたダイアログで保存した画像を指定してください。

cypochi-logo
2.ボタン「NEXT」をクリックします。

okta_06_CreateSAML_step1_next


1.2 ステップ2.SAMLの構成

シングル サインオン URL を ID プロバイダーに登録します。

okta_07_CreateSAML_step2


1.下記を入力します。
Single sign-on URL 文書「Okta ご利用にあたって」に記載された(イ)シングルサインオンURLをコピーして貼り付けてください。
※チェックボックス「Use this for Recipient URL and Destination URL」をオンにしてください。
Audience URI (SP Entity ID)
文書「Okta ご利用にあたって」に記載された(ウ)SPエンティティIDをコピーして貼り付けてください。。
Default RelayState IDP で開始されたシングル サインオン シナリオで特定のアプリケーション リソースを識別します。
空白のままとします。
Name ID format アサーションのサブジェクト ステートメントの SAML 処理ルールと制約を識別します。
 デフォルト値の「Unspecified」を指定します。
Application username アプリケーションのユーザー名を決定します。デフォルト値の「Okta username」を指定します。
Update application username on
デフォルト値の「Create and update」を指定します。
Show Advanced Settings
詳細設定はデフォルトのままとします。
Attribute Statements (optional)
属性ステートメントに下記の3項目を追加します。(2項目以降はボタン「Add Another」を押下して入力してください)
1)Name:emailAddress Name format:Unspecified Value:user.email
2)Name:firstName Name format:Unspecified Value:user.firstName
3)Name:lastName Name format:Unspecified Value:user.lastName
Group Attribute Statements (optional)
グループ属性ステートメントは何も指定しません。
2.ボタン「NEXT」をクリックします。

  1.3 ステップ3.フィードバック

アプリ種別を設定します。

1.項目「App type」のチェックボックス「This is an internal app that we have created」をオンにし、ボタン「Finish」をクリックします。

okta_10_CreateSAML_step3_Finish_赤枠


  2.SAMLセットアップ手順

フィードバック手順を完了すると、アプリケーションの「Sign On」タブが表示されます。

okta_11_MetadataURL_赤枠


1.画面に表示された「Metadata URL」をコピーして、にし、文書「Okta ご利用にあたって」の(カ)「SAMLメタデータURL」に貼り付けてください。
  ※画面上のリンクボタン「Copy」をクリックするとクリップボードにコピーされます。

2.画面見後下のリンクボタン「View SAML setup Instructions」をクリックしてください。IDプロバイダーに関する必要な情報が掲載されたページが表示されます。


okta_12_IdPinfo_赤枠


3.画面に表示された各項目の値をコピーして、文書「Okta ご利用にあたって」の該当箇所に貼り付けてください
Identity Provider Single Sign-On URL
値を文書 「Okta ご利用にあたって」の(キ)「IDプロバイダーシングルサインオンURL」に貼り付けてください。
identityProvider Issuer
値を文書「Okta ご利用にあたって」の(ク)「IDプロバイダー発行者」に貼り付けてください。
X.509 Certificate ボタン「Download certificate」をクリックしてください。ダウンロード先にファイル名「okta.cert」で保存されます。
【補足】上記の項目は画面を閉じた後も、次の手順で確認できます。
1)Okta Dashboardの左メニュー「Applications」下の「Applications」をクリックして、画面「Applications」を表示。
2)アプリ一覧から「CYPOCHI AIR」のリンクをクリックして、アプリ「CYPOCHI AIR」を表示。
3)タブ「Sign On」をクリックして、「Settings」を表示。「Metadata URL(SAMLメタデータ URL)」を確認、コピーできます。
4)リンクボタン「More details」をクリックすると、「Sign on URL(サインオンURL) 」と「Issuer(発行者)」を確認、コピーできます。
  また、「Signing Certificate (署名証明書)」をダウンロードできます。

okta_16_AppSignOn


  3.ユーザーまたはグループの割り当て

アプリケーション「CYPOCHI AIR」を利用するユーザーまたはグループを割り当てます。
例)グループ「Everyone」を割り当てる。

1.アプリ一覧から「CYPOCHI AIR」の行の歯車アイコンをクリックして、「Assign to Groups」をクリックします。

okta_32_ActiveApp



2.表示されたグループ覧から該当のグループを選択し、ボタン「AssignR」をクリックして割り当てます。


okta_33_AssignToGroup


結び

以上で、Okta側の設定が完了です。
ご記入いただきました「CYPOCHI AIR 外部認証(Okta SAML2.0)ご利用にあたって」(Word文書)と、ダウンロードしたX.509証明書ファイルをサイポチ社にご提出ください。
サイポチ社開発環境にて組み込みテスト後、日程調整のうえ、貴学環境に反映させていただきます。
※サイポチ社が利用できる貴学 Okta のテスト用ユーザーをご用意いただき、上記文書にご記入ください。

何卒よろしくお願い申し上げます。